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実際にふらっと訪れた建築を中心的にふわっと紹介していくブログです。有名建築から無名建築まで幅広く紹介していきます。その他、カメラやPCなどのガジェットも紹介します。

私が建築家になった理由 ふらっと建築雑談

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みなさんこんにちは!

 

ふらっとです!

 

今回は私が建築家になった理由をシェアしようと思います。

 

建築関係の話は久々なので、筆が捗りそうです!www

 

建築家とは言うものの、私は地方の若手の無名中の無名の建築家なので、あしからず。

 

建築をデザインする人を総称して建築家というものだとしてください。

 

 

 

 

 

 

私の建築家を目指そうと思ったキッカケ

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私の建築との出会いは、幼い頃に父親が実家のリフォームをDIYでよくしていたのを見ていたことから始まります。

 

その父親の姿を見て、大工になりたいなぁと思うようになりました。

 

最初は建築家ではなく、大工を目指していたのです。

 

自分で家の補修や家具を作っている父親を見てかっこいいなぁと思いました。

 

 最初はそんな些細なことがキッカケで大工に興味を持ったのです。

 

それからは、小中高とそんなに将来のことについて考えるわけでもなく、普通に普通科高校に行きました。

 

高校からの進路で、将来大学を出ておいたほうがいいかなぁと思うようになります。

 

大工で大学進学というのはあまりよくわからなかったので、とりあえず建築学科のある大学に進学することに決めました。

 

そこで初めて建築について勉強して、建築家の道って面白そうと思ったのが、建築家を目指すきっかけになったのです。

 

 大学で変わった建築家象

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大学で建築について学んだり、様々な建築家を調べたりしていくうちに今までの建築家象が全く違うものに変わりました。

 

それまでは、施主の要望を聞いて、建築家は図面を描き、受け身で設計をしていくのが建築家だと思っていました。

 

しかし、実際は施主の要望に答えることはもちろんですが、建築家が提案し、主体的に設計していくのが建築家だと気づきました。

 

建築家というのは、施主と対等に会話をし、コストマネジメントをしながら、お金をかけるべきところは提案していかなければいけません。

 

そして、使い勝手を考えながらデザインを考ていくのです。

 

施主の要望を叶えるだけならば、建築家ではなく、ただの設計士です。

 

施主というのは建築の素人の場合が多いので、プロとして施主の思いつかないようなことをどんどん提案できるのが建築家の姿なのだと思いました。

 

 

 

建築家としてやっていきたいこと

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世の中には建築家ではなく、設計士のほうが多いと思います。

 

当たり障りのない建築や、逆に派手すぎる建築、巨大な文字で広告メインの建築など街としてのデザインを考えず、施主の言う通りにしている人が多いからです。

 

街のデザインや機能をある程度コントロールするのも建築家としての仕事だと思います。

 

個としての建築ではなく、群としての建築を意識してデザインしていく必要があります。

 

役所が景観条例などで、重要地区はある程度コントロールしてくれていますが、それ以外の地域ではほぼ無法地帯です。

 

真っ赤な建築にドデカイ文字で書かれている外壁などを見ると、街並みを考えてくれよといつも思います。

 

一般の人は、建築を箱としか考えていない人が多いのだと思います。

 

なので、デザインよりコストや効率、広告性を求めるのだと思っています。

 

しかし私は、建築は生活を豊かにするツールだと考えています。

 

例えば全く同じ建築を家として使うこともできるし、病院としても使うことはできると思います。

 

しかし、家には家の空間構成やデザイン、病院には病院の空間構成やデザインがあります。

 

その空間構成やデザインを、周囲の環境を読みながら設計し、提案するのが建築家のやるべきことだと思います。

 

そういうことを一般の人にも考えて欲しいし、建築家に求めてほしいのです。

 

 

 

まとめ

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今回は、私が建築家になった理由と建築に対する思いを簡単に述べてみました。

 

施主には街から目立つようにデザインしてもらうのではなく、街に馴染みつつ個性のある建築をデザインしてもらうように依頼してほしいです。

 

そこまで、施主に考えてもらえるようになるには、もっと建築家が身近な存在になることや、専門的な言葉ではなく、分かりやすい言葉で建築を表現しているメディアが増えないと行けないと思います。

 

そして、建築家はそれに答えられるようにデザインスキルを日々鍛錬してほしいです。

 

施主の言いなりの設計士ではなく、施主と対等に会話ができる建築家を目指してほしいと思います。

 

その街らしさが分かるような街並みが作れる日本になることを願います。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。