まるでアイアンマンのアークリアクター!? アルヴァロ・シザ氏作 ポルト大学建築学部 ふらっとポルトガル建築Part12
みなさんこんにちは!
ふらっとです!
今回はアルヴァロ・シザ設計のポルト大学建築学部をご紹介します。
シザの建築は白を基調とした建築が多いですが、今回のポルト大学も白を基調とした建築でした。
ここを見学したときは私は建築学部2年生でした。
他大学の学生との交流はありましたが、外国の学生との交流は全く無かったので、すごい経験になりました。
その時の視点を思い出しながらご紹介していこうと思います。
前回ご紹介したCasa da Musicaの近くなので、割と行きやすいと思います。
シザの建築はやっぱりシンプルですね!
シンプルさがかっこいいです。
この無機質な建築の中に自然が入り込んでいるこのアングルが結構好きです。
ノスタルジックな雰囲気がいいですね!
内部に入るとシザらしい石と木のマテリアルが上手く使いこなされています。
途中円形の廊下に突き当たります。
その中心には空間があり、学生の設計課題の展示がされていました。
海外の学生の設計課題を実際に目にすることは殆どないため、すごくレベルの高さに驚きました。
この展示されている課題はおそらくミニマルな空間で建築を自由に表現するみたいなテーマだと思いました。
この模型から意図を汲み取ることは難しいですが、プレゼンシートが整っていて、図面が非常に見やすいデザインです。
何年生かはわかりませんが、プレゼン力の高さにただただ圧倒されました。。。
やはりヨーロッパはデザインセンスが高いですね。
この展示がされている空間も面白くてサッシが大きなガラス曲面ドアになっていて面白いなって感じです。
このポルト大学で一番感動した空間はこの図書館です。
そんなに広い図書館ではないのですが、空間構成が非常に面白いのです。
この中央に走る天蓋がスタイリッシュ過ぎてかっこいいです!
2階から見ると天蓋ではなく、光の壁のように感じます。
そして先程の天蓋をたどるとこのようになっています。
この光方はマーベル好きの私は興奮してしまいました。
まさに、アイアンマンのアークリアクター(胸の光っている部分)にしか見えませんでした。
ポルトガルにそんな技術が!?とおもってしまいました(笑)
特別にアークリアクター(笑)の中を見せていただけることになりました。
中はハイサイドライトと照明の組み合わせになっていて、日中は自然光で暗くなったら照明を使うようです。
2階へ上がる階段もいちいちオシャレです。
ハリーポッターのどこか特別な部屋へ行くための階段のようです。
映画やドラマを見ていてこういう廊下にロッカーが並んでいるのにすごい憧れます。
製図室にも入らせていただきました。
作業台のカラーが私の好みで持って帰りたいと思いました。。。
模型のクウォリティーの高さに驚きました。
ここでどういう表現があるのか学ぶことができました。
やはり、シザの建築はインテリアが洗練されていて、無駄のないミニマルなデザインだなと感じました。
大学なので特別に見学許可を得ないと内部見学ができませんが、ポルトガルまで行くのであればぜひ見に行ってほしいです。
そして、図書館のアークリアクターを是非見学してきてください!
最後までご覧いただきありがとうございました!
使用機材
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