設計事務所を目指すなら何のスキルが必要? 学生のうちに勉強しておくべきスキル ふらっと建築雑談
みなさんこんにちは!
ふらっとです。
今回は設計事務所の実務で役に立つスキルをご紹介します。
普通の大学の授業はもちろん大切ですが、授業以外の部分で学ぶべきことがあります。
大学の授業では教えてくれないけど、学ばなければいけないスキルをご紹介しましょう。
PCスキル
この時代当たり前ですね。
スマホやタブレットの性能がかなり上がっていて、PCを持ってない人が多いと思います。
学校のPCを使っても良いのですが、自分で色々ソフトを使えるようになると、スキルの幅が広がるので、持っておいたほうが良いです。
以前も少しご紹介しましたが、学んだほうがいいソフトをいくつかご紹介します。
CAD
CADは必須ですね。
設計課題でも使うので、学ばない人はいないと思います。
どのソフトが良いのかという疑問があると思います。
学生だったらフリーや学生料金などがあるので、学生というアドバンテージを上手く利用してください。
就職の幅を広げるためにも2つ以上は使えるようになっておいたほうが良いです。
autoCAD
組織設計事務所目指すなら、autoCADがいいと思います。
autoCADはCAD業界最大手のCADで組織設計事務所ではよく使われているソフトです。
組織設計事務所だけではなく、他の一般事務所でも使われていることが多いので、学んでおけば就職先で困ることは少ないでしょう。
Vectorworks
意匠設計事務所のアトリエ系を目指すなら、Vectorworksが良いです。
アトリエといえばmacみたいなところがあるので、macと相性のいいVectorworksを学んでおいたほうがいいと思います。
JWWCAD
地方の設計事務所を目指しているのであればJWWCADですね。
CADって買うと数十万円もするので、経済的に地方の設計事務所は手を出しにくいのです。
JWWCADは無料なので、よく使われているCADになります。
BIM
これからの時代はBIMができない事務所は仕事がなくなると言われています。
BIMができると3DCADもできるので、プレゼンの幅も広がります。
AutodeskのRevitかArchiCADを抑えてけば大丈夫でしょう。
GLOOBEという日本発のBIMソフトも使っているところもそこそこあるようです。
Adobe系
これも間違いなく必要ですね。
Illustrator、Photoshopは必須です。
プレゼンの質がぜんぜん違います。
Illustratorはプレゼンだけではなくて、PDFを編集することができるので、PDFの書類とかを編集するのに便利なのです。
大規模プロジェクトのプレゼンだと大量の資料が必要で、一枚一枚に番号を振っていったりしないといけない場合があります。
そのときに非常に便利なのが、InDesignになります。
なので、Illustrator、Photoshop、InDesignがそこそこ使えると有利になります。
模型スキル
模型のスキルは学生が割と磨いているスキルだと思いますが、正直あまり必要ありません。。。
実務していたら正直模型を作り込んでいる時間なんてありません。。。
模型はエスキース程度で、イメージはCGパースでプレゼンすることがほとんどです。
しかし、アトリエ系事務所では模型にこだわって作っているところが多いです。
模型は気持ちが伝わりやすいので、良いツールですが、時間的なコスパが悪いので、CG技術を磨くほうが良いです。
あまり熱中しすぎないようにしましょう。。。
言語化スキル
建築の空間を言語化できるスキルは非常に重要です。
ただ、学生は難しい言葉や建築を擬人化した表現をしてしまいがちだと思います。
学生のうちは周りも建築をやっている人たちばかりなので、かっこいいい表現をするのはいいと思います。
ただ、実務は全くのド素人の方に空間がいかに素晴らしいのかを伝えなければなりません。
なので、わかりやすい言葉で言語化するスキルを身に着けましょう。
まとめ
これだけ学生のうちに学んでおけば、十分実務で活躍できると思います。
ディテールやマテリアルなどは、実務でメーカーが嫌という程宣伝してきますので、そこで仲良くなって教えてもらえばいいです。
そして、BIMがこれから主流になっていくので、デザイン以外のディテールは覚える必要がなくなります。
ディテールがわからないと現場監理で困るという、先輩たちの意見はあまり聞かなくても良いかもしれません。
そのディテールは全てBIMが処理してくれるので、現場監督がわかっていれば良いのです。
余計なスキルは排除して、効率のいいスキルを学んでください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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