生き物の内蔵のような奇妙な建築!? プリツカー賞受賞者 伊東豊雄氏作 台中オペラハウス ふらっと台湾建築Part1
みなさんこんにちは!
ふらっとです!
今回は台湾の建築を紹介します!
今まで写真に残していただけなので、こうしてブログとして改めてアウトプットしてみると、色んなとこ行ったなぁと思います。
ブログは眠っていた写真の最高の活躍の場ですね!
台湾の旅は留学生の卒業論文の手伝いで行ったので、現地の行動はすべて留学生の運転でしたので、台湾の公共交通機関事情はあまりわかりません。。。
なので、頑張って行ってみてください(笑)
台中オペラハウスはプリツカー賞を受賞された伊東豊雄さんが台湾で設計された建築になります。
この建築は通常の柱梁で支えられたものではなく、クネクネしたスラブが構造体になっています。
もうわけがわかりません。。。
平面的に見るとかなり有機的な形状をしています。
伊東豊雄さんらしいプランですね。
平面的に見るとどこからどこまでが内なのか外なのかわからないような曖昧さがこの建築の特徴です。
周辺は高層マンションが立ち並んでいます。
この場所はこの高層建築群の中の息抜き空間のようです。
オペラハウス周辺は公園のように公共的な空間になっています。
平面の有機的な形状を形どっている遊歩道に併設して水盤が設置されています。
その水盤は建物内に吸い込まれるように計画されています。
実際は外の水盤と内の水盤は縁が切れているのですが、不思議な感覚に陥ります。
このクネクネしたスラブが構造体と先程言いましたが、これはRC造なのです。
施工については詳しくは知りませんが、普通は2次元の曲線は簡単にできるのですが、3次元の曲線となると型枠で作ることはかなり難しいです。
RCで使われる通常の鉄筋ではなくワイヤーメッシュの特殊な鉄筋を用いて造られたと聞いたことがあります。
650億円近くかかったとかかからなかったとか。。。
そりゃかかるよなぁという感じです。。。
よくそこまでの資金を投入できたと思いますね.。。。
衝突防止シールはファサードをオマージュしたデザインがされていてこの建築を邪魔しないデザインです。
私が訪れたときは竣工間際だったので、中に入ることはできませんでした。
しかし、警備員さんがここまでならいいですよとのことで、エントランス部分だけ入らせていただくことができました。
韓国のザハ・ハディッド作のDDPもそうでしたが、壁天井が一体の空間になっていてその境界線が曖昧なところは不思議な感覚です。
この建築を施工するときに造られた1/1スケールのモックアップです。
敷地の端に造られたものがそのまま展示されていました。
よく見るとワイヤーメッシュでコンクリートが抑え込まれているような構造になっているようです。
このワイヤーが鉄筋の役割を果たしているのかな?
そのワイヤーの表面をモルタルで処理しているようです。
裏には屋外ステージがあります。
ここでオペラやオーケストラの演奏が聞けるのでしょうか?
聞けるのであればぜひここで聞いてみたいですね。
守衛室はきのこの傘のような構造体を用いられていました。
このデザインは台湾大学の図書館と同じデザインですね!
ボリュームが四角いので通常の柱梁があるように感じます。
最後このアングル。
これだけ特殊な構造だから消防法が厳しかったのでしょうか?
連結送水管が異常なほど設置されています。
しかしこれもこれで、チンアナゴが頭を出しているような印象で可愛く見えてきます(笑)
私は建物周辺しか見学できませんでしたが、今は通常営業しているようなのでぜひ見学してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました!
使用機材
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