荘厳で雄大な空間 リスボン大聖堂 ふらっとポルトガル建築リスボン編Part9
今回ご紹介するのはリスボン大聖堂です。
リスボン大聖堂はちょっと坂を登ったところにあるので路面電車で行くのがおすすめです。
この教会が私にとって初めての教会でした。
初めてなので教会に入ったときの荘厳で雄大な空間の背筋がスッとするような感覚は今でも忘れません。
今ではヨーロッパに行くときは必ず教会巡りをします。
教会巡りをするとベタではありますが、心が洗われ、邪心などが吹っ飛ぶ気がします。
これだけの大空間を石を積んだだけで出来ていることが信じられません。
付近にはポルトガル伝統のアズレージョという青焼きタイルがいたるところにあります。
また、ポルトガルのリスボンの街を見渡せる展望台のような場所があり、屋根がオレンジ色で統一されていて非常に美しい風景を望むことが出来ます。
ここに立ったとき本当にポルトガルに来てよかったと思えた瞬間でした。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
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現実離れした鉄筋コンクリート屋根 アルヴアロシザ設計 パビリオン ふらっとポルトガル建築リスボン編Part8
今回ご紹介するのは、アルヴアロシザ設計のパビリオンです。
この建築はオリエンテ駅の近くにあるので、前回紹介した建築達と一緒に見学することができます。
リスボンで万博があったときに立てられたパビリオンです。
歩いていてまず目に入るのがこの風景。
一見両サイドの箱に布がぶら下がっているように見えますが、この真ん中の部分はコンクリートで出来ています。
普通は柱梁に囲まれた中にスラブはあるものですが、こうやって吊られているスラブを見るのは初めてでした。
ディテールを見るとこのようになっています。
数十本の太いワイヤーで両サイドから吊り橋構造のようにして屋根スラブを支えていました。
風で煽られたときに屋根スラブが割れないのか気になります。。。
屋根がコンクリートスラブだと分かって体験するこの大空間は圧巻の迫力を感じます。
大空間の中には万博の名残なのか、なぜか巨大恐竜のモニュメントが設置されています。。。。
海側から見たファサードですが、どう見てもRCスラブには見えません。
後ろを向くと、セトゥーバル教員養成学校のように大きな軒下空間があり、細い列柱デザインが採用されています。
こういう日本的な縁側のような空間は私はとても好きなので、ここに来てよかったと思いました。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
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豊かな建築が盛りだくさん オリエンテ駅周辺 ふらっとポルトガル建築リスボン編Part7
今回は前回ご紹介したオリエンテ駅の周辺の建築を簡単に紹介します。
おそらく有名な建築家ではないと思いますが、なんかカッコいい建築がちらほらありましたのでサラッとご覧いただけると幸いです。
こちらはおそらくオフィスビルです。
市松模様のガラスのカーテンウォールとRCの組み合わせがカッコよかったです。
内部は中庭のようになっており、床のブラックタイルが空間を引き締めていました。
こんなところで働いてみたいものです。
刺々しいけどカッコいいモニュメントもありました。
ゲイリー程はありませんが、平衡感覚を失いそうなオフィスビルもあります。
カラフルでオシャレすぎる噴水が点々とありました。何分かに1回噴火のように中心から大量に水を噴出し、噴水を結ぶ小川に波を起こしていて、粋なシステムだなと思います。
ナマコのようなドームもあります。
オリエンテ駅の周辺で一番面白いなと思った建築です。
外壁がボコボコしているなと思ったら、窓部分に折りたたみ式の雨戸のようなものがあり、折り畳まれるとひさしのようになっています。
坂茂設計の大分県立美術館(OPAM)のスモールバージョンのようです。
4辺のガラスの庇が美しい水族館もありました。
オリエンテ駅の周辺は本当に面白く美しい建築がたくさんありますので、周辺を街ブラするだけで1日十分過ごすことができそうです。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
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構造美が美しすぎる サンティアゴ・カラトラバ設計 オリエンテ駅 ふらっとポルトガル建築リスボン編Part6
今回ご紹介するのはポルトガルのリスボンにある、サンティアゴ・カラトラバ設計のオリエンテ駅です。
カラトラバワールド全開の建築でした。
幾何学的センスの塊のような駅です。
まるでクジラのお腹のようなルーバ状の骨組みが美しいラインを形成しています。
内部に入ると、RC打ちっぱなしの躯体がアーチ状に連続して配置されています。
この力強いRCのボリューム感に圧倒されます。
カラトラバのセンスで普通のアーチではなく二股に別れたアーチが重厚なRCのボリュームを少し軽快なものに見せています。
また、上階のホームは無機質の森にいるかの如く鉄骨で木のような表現をしていてかつ屋根を支える構造体になっております。
木をイメージさせるデザインのせいか、このスケール感でも違和感がなく、壮大な空間になっていました。
近年日本では古くなった駅の改修工事が多く行われていますが、どれも似たり寄ったりのどこにでもあるデザインで、ただ綺麗になっただけの駅が多くあります。
もっとカラトラバのように思い切ったデザインでその地域を駅で表現しても良いのではないかと感じました。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
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見た目は完全にカドケシ アイレスマテウス設計 高齢者施設 ふらっとポルトガル建築リスボン編Part5
今回ご紹介するのはポルトガルのリスボンにある、アイレスマテウス設計の高齢者施設(老人ホーム)です。
この建築はファサードが非常に特徴的な建築ですが、ぱっと見完全にカドケシです。。。笑
カドケシと称しましたが、大変美しい建築です。
キューブとキューブの連結部分のディテールの繊細さがこの建築の繊細さを生み出していると思います。
内部はシザの建築も同じですが、照明をほとんど付けずに過ごせる明るさです。
インテリアはファサードと同じで白を貴重としたカラーデザインをされていて、床のタイルが高級感を演出していて高齢者施設ではなくホテルのような雰囲気を感じました。
食堂も明るく楽しく過ごせそうです。
天井はジプトーンだろうなと思っていましたが、よく見ると大小様々な穴の空いたボードでした。
廊下の各部屋の前にはポルトガルの国鳥?である鶏のオリジナルぬいぐるみが飾られており、ネームプレートの代わりにされていてオシャレすぎました。
部屋はそこまで広くはありませんが、明るく、老後が健やかに過ごせそうでした。
ベッドシーツが獅子舞のような柄でカラフルなカラーでオシャレでした。
トイレも日本のようにいろいろ文字だったりデカすぎるピクトサイン等は一切なくスッキリした空間となっています。
日本の高齢者施設はそこで過ごす人のためではなく、スタッフのためという考え方が多いような気がしますが、ここはそこで過ごす人のためのデザインが多く取り入れられており、非常にこだわり抜いて設計されている建築だなと感じました。
場所は詳しくは覚えていませんが、ちょっと遠かった気がします。
しかし、行く価値は大いにありますのでぜひアポイントをとって見学してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
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自然豊かな美術館 グルベンキアン美術館 ふらっとポルトガル建築リスボン編Part4
今回ご紹介するのはポルトガルのリスボンにあるグルベンキアン美術館です。
割と町中で空港からも近いので行きやすい場所です。
マップを見ていただければ分かると思いますが、都市の中でも自然に囲まれた美術館です。
建築としては水平ラインとガラスの組み合わせが美しい建築です。
外構が非常に考えられており、踏み石のような階段がどこか日本的な雰囲気を感じました。
RC打ちっぱなしの表情は非常に無機質で外構の自然とマッチしており馴染んでおります。
近くには野外ホールのような場所があったり、美術館としての機能だけではなく公園の機能を持ち合わせていて、市民に開かれている場所でした。
野外ホールの裏には池があり、カップルが多く、デートスポットのようでした。
日本にもこのような美術館と自然公園の調和が取れた場所があると、機械的な混沌とした街にリフレッシュでき、ストレス社会の憩いの場になるなと思います。
内部空間はシンプルでハイサイドライトを取り入れた大空間で現代アートが点在している展示方法でした。
当時展示されていた現代アートは非常にシュールでよくわからないけど僕は非常に好きなアートでした。
壁からなにか飛び出していたり、
グリーンの世界に別世界の花のようなアートで美しかったです。
とても落ち着く場所なのでぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
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アルヴァロ・シザ設計 セトゥーバル教職員養成学校 ふらっとポルトガル建築リスボン編Part3
今回ご紹介するのはリスボンにあるアルヴァロ・シザ設計のセトゥーバル教職員養成学校です。
広い中庭と列柱のデザインが特徴的な建築です。
中庭の芝と白い建築のコントラストが非常に美しいと感じました。
中庭を挟んで左右対称のデザインとなっていました。
一部隙間のデザインがされていて見上げたときの光の筋がとても綺麗な工夫がされています。
日本の縁側的な半屋内的通路が中庭に設けられており、日本人として親近感の湧く空間でした。
中庭の中心にはシンボルツリーとしてポルトガルとして有名なコルクの木が植えられていました。
中に入ると照明はほとんどつけなくても十分な明るさを確保できていて、光の取り入れ方が非常に素晴らしいと感じました。
白い壁にイエロー気味なウッドの組み合わせがおしゃれな空間でした。
廊下の照明はなくても本当に十分な明るさを確保できています。
明るさが足りないところにはハイサイドライトを設けて中間で光を届けていました。
エントランスには一段下がったところにたまり空間があり、学生の交流が行われていました。
自分の大学にもこんなおしゃれな空間があればいいなと思える空間です。
さらっと紹介しましたが、シザの建築は白い建築が多いですが、床との対比、ウッドとの対比、緑との対比などいろいろな対比効果を感じることのできる建築だなと個人的に感じました。
ぜひ、ここもおすすめなので訪れてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
アルヴァロ・シザの弟子ソートデモウラ設計 ポーラレゴ美術館 ふらっとポルトガル建築リスボン編Part2
第2回はいよいよ建築の紹介をしていきます。
まずはポルトガルのリスボンにあるソートデモウラ設計のポーラレゴ美術館です。
名前の通り、ポーラレゴというアーティストのための美術館です。
2本の角のような屋根が特徴的な建築です。
外壁はコンクリートにオレンジの塗装がされているようで、型枠をデザインしてそのテクスチャを外壁に反映しています。
あまり日本では使われないカラーなのでド派手な印象を受けましたが、ポルトガルの街は都市計画で屋根をオレンジ色で統一されているため、非常に馴染んだ景観を作り出しています。
後ほど紹介しますが、この2つの屋根はトップライトになっています。
エントランスへのアプローチはどこか異空間へ吸い込まれるような印象を受けました。
オレンジとホワイトのコントラストが非常に美しいです。
先程の2つの屋根のうちの一つの中です。
トップライトから溢れるように光がこぼれて幻想的な雰囲気を演出しています。
トップライトの下はミュージアムショップとなっていてポーラレゴのグッズがたくさんおいてあります。
壮大な出で立ちに圧倒されましたが、周辺との調和が取れており現代日本建築にはない美しさを感じることができました。
ポルトガルを訪れたときにはぜひ行ってほしい建築です。
写真では伝わらないことが多すぎるので建築はやはり実物を見るべきだと思います!
内部の展示は撮影できなかったので、ぜひご自分で訪れてみてはいかがでしょうか!
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
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リスボンのインスタ映な街並み ふらっとポルトガル建築リスボン編Part1
初回は2014年に行ったポルトガルのリスボンの町並みを紹介していきます。
建築メインの紹介っていうか旅行記的な内容になりそうです。。。
まず、ポルトガルってどこ?って私は最初に思いました。
意外にもヨーロッパ大陸の最西端に位置するのです。
そんなポルトガルに大学2年生のときに教授と友達と冬休みの期間を利用して建築旅行しました。
初めてのヨーロッパだったので、ハリーポッターの世界観まんまでずっと興奮してました。
街並みは日本とは大きく違って石造りのクラシカルな街並みでどこか気品のある雰囲気です。
日本は建て替えで日本家屋の技術を継承するのに対し、ヨーロッパは建物をそのまま継承するという建築に対しての考え方の違いを感じました。
とにかくカラフルで街のどこで写真をとってもインスタ映間違いなしって感じ!
ポルトガルって最初に聞いたときにはあまりぱっとしなかったけれども、訪れてみるとTheヨーロッパって感じ(当たり前だけどwww)でついてホテルまで行くまでワクワクしっぱなしでした。
外壁のタイルも可愛く、バルコニーもクラシカルで気分は映画の世界に入りっぱなしです!
MINICOOPERもこの町並みに凄く映えます。
フランスとスペインにも行きましたが、リスボンが一番町並みがカラフルでかわいい雰囲気だったので、どこで写真を撮ってもインスタ映間違いなしです。
ちなみに、このときはお金がなかったので、カメラはFUJIFILMのコンデジで撮りました。
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4年前なのでスマホの性能が全然良くなかったのでこのコンデジがあったおかげでこうしてブログに載せれる画質の写真が残っていました。
今のスマホの画質はものすごいですが、このコンデジも負けず劣らずきれいな画質です。
また、光学20倍ズームと電子ズームで最大40倍のズームが効くので超望遠にも対応できます。
今は一眼レフがあるので出番は少なくなりましたが、荷物を軽くしたいときには今でもこのコンデジを持っていきます。
下手ですが、たくさん作例としてこのブログを見ていただければこのコンデジの素晴らしさを感じていただけると思います!
今回は町並み編でしたが、次回からはアルバロシザやソートデモウラの建築を盛りだくさんで紹介していきますので、ぜひ御覧ください。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
建築ブログをはじめました!
はじめまして!
建築ブログをこれから初めます!
有名な建築から無名な建築までふわっと紹介していきます。
まだ探り探りですが、建築中心の旅行記のようなブログにしていこうと考えています。
また、旅行に欠かせないカメラや画像編集に必要なPCなどガジェット系も紹介していきますのでふらっと立ち寄っていただければ幸いです!