見た目は完全にカドケシ アイレスマテウス設計 高齢者施設 ふらっとポルトガル建築リスボン編Part5
今回ご紹介するのはポルトガルのリスボンにある、アイレスマテウス設計の高齢者施設(老人ホーム)です。
この建築はファサードが非常に特徴的な建築ですが、ぱっと見完全にカドケシです。。。笑
カドケシと称しましたが、大変美しい建築です。
キューブとキューブの連結部分のディテールの繊細さがこの建築の繊細さを生み出していると思います。
内部はシザの建築も同じですが、照明をほとんど付けずに過ごせる明るさです。
インテリアはファサードと同じで白を貴重としたカラーデザインをされていて、床のタイルが高級感を演出していて高齢者施設ではなくホテルのような雰囲気を感じました。
食堂も明るく楽しく過ごせそうです。
天井はジプトーンだろうなと思っていましたが、よく見ると大小様々な穴の空いたボードでした。
廊下の各部屋の前にはポルトガルの国鳥?である鶏のオリジナルぬいぐるみが飾られており、ネームプレートの代わりにされていてオシャレすぎました。
部屋はそこまで広くはありませんが、明るく、老後が健やかに過ごせそうでした。
ベッドシーツが獅子舞のような柄でカラフルなカラーでオシャレでした。
トイレも日本のようにいろいろ文字だったりデカすぎるピクトサイン等は一切なくスッキリした空間となっています。
日本の高齢者施設はそこで過ごす人のためではなく、スタッフのためという考え方が多いような気がしますが、ここはそこで過ごす人のためのデザインが多く取り入れられており、非常にこだわり抜いて設計されている建築だなと感じました。
場所は詳しくは覚えていませんが、ちょっと遠かった気がします。
しかし、行く価値は大いにありますのでぜひアポイントをとって見学してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
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