構造美が美しすぎる サンティアゴ・カラトラバ設計 オリエンテ駅 ふらっとポルトガル建築リスボン編Part6
今回ご紹介するのはポルトガルのリスボンにある、サンティアゴ・カラトラバ設計のオリエンテ駅です。
カラトラバワールド全開の建築でした。
幾何学的センスの塊のような駅です。
まるでクジラのお腹のようなルーバ状の骨組みが美しいラインを形成しています。
内部に入ると、RC打ちっぱなしの躯体がアーチ状に連続して配置されています。
この力強いRCのボリューム感に圧倒されます。
カラトラバのセンスで普通のアーチではなく二股に別れたアーチが重厚なRCのボリュームを少し軽快なものに見せています。
また、上階のホームは無機質の森にいるかの如く鉄骨で木のような表現をしていてかつ屋根を支える構造体になっております。
木をイメージさせるデザインのせいか、このスケール感でも違和感がなく、壮大な空間になっていました。
近年日本では古くなった駅の改修工事が多く行われていますが、どれも似たり寄ったりのどこにでもあるデザインで、ただ綺麗になっただけの駅が多くあります。
もっとカラトラバのように思い切ったデザインでその地域を駅で表現しても良いのではないかと感じました。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
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