アルヴァロ・シザ設計 セトゥーバル教職員養成学校 ふらっとポルトガル建築リスボン編Part3
今回ご紹介するのはリスボンにあるアルヴァロ・シザ設計のセトゥーバル教職員養成学校です。
広い中庭と列柱のデザインが特徴的な建築です。
中庭の芝と白い建築のコントラストが非常に美しいと感じました。
中庭を挟んで左右対称のデザインとなっていました。
一部隙間のデザインがされていて見上げたときの光の筋がとても綺麗な工夫がされています。
日本の縁側的な半屋内的通路が中庭に設けられており、日本人として親近感の湧く空間でした。
中庭の中心にはシンボルツリーとしてポルトガルとして有名なコルクの木が植えられていました。
中に入ると照明はほとんどつけなくても十分な明るさを確保できていて、光の取り入れ方が非常に素晴らしいと感じました。
白い壁にイエロー気味なウッドの組み合わせがおしゃれな空間でした。
廊下の照明はなくても本当に十分な明るさを確保できています。
明るさが足りないところにはハイサイドライトを設けて中間で光を届けていました。
エントランスには一段下がったところにたまり空間があり、学生の交流が行われていました。
自分の大学にもこんなおしゃれな空間があればいいなと思える空間です。
さらっと紹介しましたが、シザの建築は白い建築が多いですが、床との対比、ウッドとの対比、緑との対比などいろいろな対比効果を感じることのできる建築だなと個人的に感じました。
ぜひ、ここもおすすめなので訪れてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。