ふらっと建築ブログ

テーマ

ふらっと建築ブログ

実際にふらっと訪れた建築を中心的にふわっと紹介していくブログです。有名建築から無名建築まで幅広く紹介していきます。その他、カメラやPCなどのガジェットも紹介します。

努力と苦労を混同してはいけない ふらっと雑談

f:id:nptyh418:20191115180705j:plain


みなさんこんにちは!

 

ふらっとです!

 

今回は、努力と苦労をテーマにお話しようと思います。

 

AI時代には必ず考えなければならないテーマだと思っています。

 

AIが何をしてくれるのか、AIがもたらす未来などを知ると、自ずとこのテーマは理解しやすいのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

苦労することは正義なのか?

f:id:nptyh418:20191115180926p:plain


私は全くそうは思いません。

 

最近の若者は苦労をしていないなどと揶揄されることもありますが、苦労をしないことは賢いことだと思います。

 

苦労とは、苦しい労働です。

 

苦しい労働をすると、楽しい労働に割く時間が少なくなります。

 

そして、精神的なコストもすごくかかります。

 

苦労をすることによって、楽しい労働を楽しいと思う力すら残らない人も出てきます。

 

それなのに、苦労を強いる人たちのマインドは苦労をしたことによって自分が成長したという勘違いにあると思うのです。

 

例えば、設計の世界で言うと2DCADで一本一本線を引いて時間をかけて図面を完成させたり、申請業務や届け出業務を自社ですべて行ったりすることです。

 

これらは、設計という本質から非常に遠回りな労力のかけ方です。

 

設計の本質は、建築を豊かにする発想をクリエイティブに行うことです。

 

決して図面を描いたり、事務処理をしたりすることではありません。

 

図面というのは、クリエイティブな発想を伝える手段ですし、申請業務などの事務処理は図面を実物化するための作業なのです。

 

苦労は本質を不透明化させ、遠回りさせてしまうものだと私は思っています。

 

 

 

努力とはなにか?

f:id:nptyh418:20191115181123p:plain


努力とは、目的の本質に向かっていくための労働だと思います。

 

設計で言えば、クリエイティブな発想をするために何度も考えたり、色々な情報をインプットしたりすることです。

 

図面をきれいに描いたり、申請業務に時間を割いたりすることを努力だと勘違いしてはいけません。

 

その部分はテクノロジーによって、簡単に解決されるのでそこを追求するのはただの苦労でしかありません。

 

図面をBIMで描けば素早くきれいに描くことが出来ますし、申請業務は外注してしまえばいいのです。

 

そうして空いた時間で、本質に向かって努力をすることが出来るのです。

 

もしくは、別のことに時間を使うことも出来ます。

 

何の為に働いているのか?仕事の目的は?

 

そういった本質を明確にすることで、苦労を省略し、努力にフォーカスすることが出来るのです。

 

 

 

苦労=努力しているというふうになっていないか?

f:id:nptyh418:20191115181241p:plain

 

最近の若者は苦労していないと言われるのはここにあると思っています。

 

先程も言いましたが、苦労をしたことによって自分が成長したという勘違いをしているのです。

 

例えば、A地点からB地点まで移動するとします。

 

苦労をする人は、AからBまで歩く人だと思います。

 

努力をする人は、AからBまで車で行く人だと思います。

 

AからBまで早く行けたら、次のCに行くことが出来ます。

 

AからBまで歩いた人は、忍耐力がついたと勘違いします。

 

でもよく考えてください。

 

その忍耐力は重要ですか?と。

 

AからBまで移動するということが重要であって、そこに素早く移動するための手段をとるほうが重要ではないでしょうか。

 

苦労と努力はイコールではないのです。

 

AI時代の苦労と努力

f:id:nptyh418:20191115181317p:plain

 

AIというのは、まさにこの苦労を担ってくれます。

 

よくAIに仕事を奪われるという人がいますが、それは違います。

 

AIはあくまでも、労働をサポートしてくれるツールなのです。

 

設計の世界では、クリエイティブな発想をラフスケッチと諸条件のみで設計から申請業務まで行えるようになると思います。

 

そして、出来上がったものにたいしてデザインをするようになります。

 

 つまり、AIが苦労を担ってくれるため、本質に向かって努力が出来るようになります。

 

時間というものが有限であるからこそ、苦労を極力排除して本質にフォーカスして努力していくことが重要なのです。

 

昔はテクノロジーが無かったので、苦労をするしか無かった時代でしたが、今はその苦労をテクノロジーが解決してくれます。

 

そこを否定していると古い考えということで時代に取り残されていくのです。

 

終りに

f:id:nptyh418:20191115181529p:plain


今は、時代の転換期です。

 

AIやテクノロジーがもたらしてくれる最大のものは時間です。

 

その時間を無駄に捨てるのか、本質にフォーカスして使うのかをしっかりと考えていかなければいけません。

 

プライドや過去のしがらみによって本質を見失っては本末転倒になることもあります。

 

設計の世界においては、たしかに手描き図面は美しく、図面自体が作品ともなっています。

 

しかし、デジタルの世界においては図面が美しいのは当たり前で、細かく書かれているのも当たり前になっています。

 

そんな中で、図面自体が作品となることはほぼありえない時代になりました。

 

今がどういう時代なのか、本質とは何なのかをしっかり見極めることが、これからの時代を生きていく上で重要だと私は思います。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

また、最近InstagramやYouTubeを本格的に初めたので、ぜひ見ていただけると私のモチベーションに繋がりますので、宜しくおねがいします!

www.instagram.com

 

www.youtube.com