買い切りで最強に使いやすいAdobe Illustrator Photoshopの天敵 Affinity designer photo ふらっと雑談
みなさんこんにちは!
ふらっとです。
今回は脱Adobeとして有力なソフトをご紹介します。
人によるかとは思いますが、Adobe製品で最も重要なものはIllustratorとPhotoshopではないでしょうか?
IllustratorとPhotoshopはデザインをする上で欠かせないソフトとなっています。
建築系でもプレゼンボードを作ったり、パースを作ったりする際には欠かせません。
その使いやすさやできることは、アップデートするたびに増して行っています。
私も、学生の頃からずっとAdobe製品を使ってきました。
Adobe製品を使う上で最も問題なのが、料金です。
AdobeCSからCCに変わった際にサブスクリプション制となりました。
学生なら月額約1,980円、個人なら月額約5,680円とかなり高額です。
上記の料金はコンプリートプランの場合で、Adobe製品がすべて使えるプランですが、IllustratorとPhotoshop2つだけ契約しようとすると、コンプリートプランの料金とほぼ変わりません。
ゴリゴリに仕事をこなしているようなデザイナーであれば良いかもしれませんが、これからデザインを始めようかな?と思っているような方からすると手を出しにくい料金になっています。
そこで、Illustrator・Photoshopに取って代わる製品を見つけたので、ご紹介していきます。
Affinityシリーズ
Adobeに取って代わるのがAffinityシリーズだと思います。
AffinityシリーズはSerifというイギリスの会社から出されているソフトです。
20年以上ソフトウェア開発をしてきた会社ですが、最新のハードウェアに対応しきれていないソフトウェアだったので、1からコードを書き直して5年の歳月を経て開発されたソフトになります。
現在Affinityシリーズは、
- Affinitydesigner
- Affinityphoto
- Affinitypublisher
の3種類がリリースされています。
料金は買い切りで各6,000円となります。
Adobeのコンプリートプラン1ヶ月分で1つのソフトが永久に使えるのです。
しかも、アップデートは無料でどんどん新しい機能や使いやすさが更新されていきます。
対応OSはWindows・MacOS・IOSに対応しています。
IOSは一部対応していない機能があるようです。
IllustratorやPhotoshopのデータを読み込むことができ、互換性もあります。
ただ、Illustrator形式では保存できません。
デザインの納品形式で.aiを求められると厳しいかもしれません。
Photoshop形式の.psd保存はできるので問題ないでしょう。
Adobeに慣れている人は使い方が近いので、割とすぐに慣れるでしょう。
Affinitydesigner
AffinitydesignerはIllustratorのようなソフトになります。
基本的にはIllustrator同様ベクターデータを編集するソフトです。
Illustratorでできることは基本的に出来てしまいます。
Illustratorとは決定的に違う点があります。
それは、ラスターデータの簡単な編集が出来てしまうという点です。
ベクターデータ、ラスターデータというのは、線としてのデータか画像としてのデータかという違いだと思ってください。
Illustrator上で簡単な画像編集が出来るというのは画期的だと思います。
今までの、IllustratorとPhotoshopの行き来きをしなければいけなかった手間がなくなるのです。
また、タッチや筆圧感知にもある程度対応しているので、タブレットPCでスケッチすることも可能です。
クリッピングマスクの概念も少し違います。
レイヤーパネルでクリップしたいレイヤーの下に置くだけなのです。
例えば、丸い図形を四角の図形でクリップする方法は、
長方形レイヤーの斜めしたに丸レイヤーをドラッグするとクリップされます。
このように出来るので、意外と重宝します。
私は、Illustratorから完全にAffinitydesignerに完全移行していますが、困ることはほとんどありません。
困ることとしては、縦書きに対応していない、PDFを読み込むとレイアウトが崩れる場合があるということです。
このあたりは後のアップデートで対応してくれることを願います。
また、私のブログのロゴはこのAffinitydesignerで作成しています。
その様子はYouTubeにアップしているので、どんな使い方をしているのかサラッと見てみてください。
Affinityphoto
AffinityphotoはPhotoshopに変わるソフトになります。
画像のレタッチやパース作成などPhotoshopと遜色ありません。
パレットもPhotoshopと変わらないので、戸惑うことは殆どないと思います。
自動選択もありますし、コピースタンプツールや修正ブラシツールなどもあります。
今度詳しく解説しますが、Affinityシリーズはペルソナというモード変換があります。
その中で現像ペルソナというのがAffinityphotoにはあり、RAWデータやJPEGデータの現像が行えます。
明るさや彩度等の基本的なことはもちろん、レンズの歪み補正やフリンジ補正などLightroom並みの項目があります。
画像加工だけではなく、現像ソフトとしても優秀なのです。
唯一困ることは、フィルターギャラリーが無いことです。
資料などの表紙を作る際に、画像をササッと絵っぽく加工して利用していたので、困りました。
何かしらの方法で出来るのかもしれません。
簡単な使い方をYouTubeにアップしているので御覧ください。
Affinitypublisher
AffinitypublisherはInDesignに変わるソフトです。
Affinitypublisherは最近リリースされたソフトで、日が浅いのでまだ使いにくいかもしれません。
Affinitypublisherは、ページの概念やマスターページなどを持つソフトなので、本や雑誌などを作成するのに向いているソフトになります。
Affinitydesigner・Affinityphotoと強力な連携がAffinitypublisherを使いやすくしてくれます。
私は広告やグラフィックを作成するくらいで、本や雑誌は作成することは無いのでAffinitypublisherは持っていません。
学生の頃にInDesignを用いて論文を書いていたので、論文を書く学生はAffinitypublisherという選択肢があってもいいと思います。
まとめ
AffinityシリーズはIllustratorやPhotoshopに完全に移行することができる上質なソフトだと私は感じました。
2つ揃えても12,000円です。
Adobeコンプリートプランの約2ヶ月分にしかなりません。
コスパの高さではナンバーワンだと思います。
無料のInkscapeやGIMP等もありますが、信頼性や使いやすさの点でも優位に立つことが出来ると思います。
Illustratorのデータを求められたら困りますが、そのときはPDFで対応しましょう。
AffinityシリーズはAdobeに比べてまだ登場して間もないので、これからどんどんアップデートしてAdobeを超えていくような使いやすいソフトになっていくでしょう。
まだ、日本語で解説しているサイトやYouTubeが少ないので、私が英語を学んで、解説していけたらなと思います。
今後そういったYouTubeやブログを書いていくのでぜひ御覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。