世界遺産に住むことが可能!? アントニ・ガウディ作の集合住宅 カサ・ミラ ふらっとバルセロナ建築Part3
みなさんこんにちは!
ふらっとです!
今回はアントニ・ガウディの名建築の一つカサ・ミラをご紹介します。
2階にはレストランがあります。
要予約ですがめちゃくちゃ美味しい料理です。
メトロから簡単に歩いて行けます。
雰囲気的にシャンゼリゼ通りを彷彿させるような大通りに、突如有機的な建築が現れる!って感じでした。
幾何学的な曲線を用いた建築はよくありますが、有機的な建築はあまり見かけません。
現代においてはフランク・ゲーリーやザハ・ハディッドが有機的建築で有名です。
それは特殊なBIMのようなCADがあってこそできうるデザインですが、CADなんてまったくない状態でこういうデザインをして、施工できてしまうガウディのポテンシャルの高さを感じてしまいます(上から目線ですみません。。。)。
まず、入り口でチケットを購入すると中庭に案内されます。
中庭には龍の背中のような階段があります。
ガウディらしい生物的なデザインを感じさせてくれます。
日本のマンションではなかなか出会うことのできない中庭タイプはかなり新鮮に感じます。
この門扉のデザインは個人的に好みです。
有機的な曲線の組み合わせで、自由なようで、ある一定の規則で成り立っているこのデザインはかなり繊細なものだと思います。
柱のテクスチャが面白いです。
中庭を過ぎるといきなり最上階へ案内されます。
屋上はまるでファンタジーの世界です。
個性的な煙突が多く配置されています。
見えにくい部分の窓のデザインまでこだわられています。
たくさんある煙突の一つですが、瓶の割れたものをテクスチャとして使うという斬新な手法を用い要られています。
このアングルから見るとサグラダ・ファミリアが眺められます。
この作品の関連性はすばらしいと思います。
矩形が多い建築群のなかこの有機的なデザインはいい意味で異質です。
このデザインはキン肉マンに出てきそうですねwww。
やはりここが建築の屋上だとは到底思えません。。。
不思議な感覚にさせてくれます。
内部に入るとまるで大きな生物に飲み込まれたかのように肋骨状の細いアーチの連続が目に入ります。
そのシークエンスは取り込まれるものがあります。
そのシークエンスをたどっていくと、光り輝く一つの模型が出現します。
その模型は、このカサ・ミラです。
非常にディテールが凝られていて、有機的な形状を上手く表現されています。
ディテールのこだわりようが半端ありません。
屋上のキン肉マンたちも細かく再現されております。笑
こちらはこの模型たちが展示されている空間の模型になります。
龍の肋骨のような細い連続アーチがわかりやすく表現されています。
こちらもガウディ建築の中ではかなり有名ですね!
カサ・バトリョという建築の模型です。
この建築も見学してきたので、後々ご紹介します。
こちらは、ガウディがサグラダ・ファミリアの構造を考える上で造ったエスキース模型です。
自重でこういう形状になるから、柱をこういう形状にすれば構造的に屋根を支えることができると考えられるなんて思いもしません。
他にもガウディのデザインソースになったものがいろいろ展示されています。
ガウディの頭の中を覗けたように感じました。
ガウディの椅子は村野藤吾の椅子に割と似ている部分があるような印象です。
このカサ・ミラの部屋を再現した模型です。
シルバニアファミリーみたいで可愛かったです。
まるでタイムスリップしたような空間です。
レトロではありますが、全然現代でも通用するデザインだと思います。
このような部屋をいくつか見学することができます。
床の組子模様が印象的です。
カサ・ミラは半日くらい過ごせるくらいいろいろな建築の概念を覆させてくれる空間でした。
こんな異次元なデザインをあの時代にしていたことに驚かされました。
今回紹介しきれなかった部分もたくさんあるので、ぜひ足を運んでこの異次元さを体験してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
使用機材
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