大炎上してしまったゴシックの名建築! ノートルダム大聖堂 ふらっとパリ建築Part1
みなさんこんにちは!
ふらっとです!
今回は大規模な火災に見舞われてしまった、パリを代表する名建築「ノートルダム大聖堂」をご紹介します。
この火災で私が思ったことは「火災が起きる前に行っておいて良かった!」ということです。
建築は災害によっていつ壊れてしまうかわかりません。
特に、こういう古い建築においては、耐震基準も防火基準も現行法に比べるとかなり低いのです。
老後に行ければいいやと後回しにしていると、行けなくなる可能性があるので、ぜひ見たい建築があるのであれば行けるうちに行っておきましょう!
フランスも韓国のようにメトロがある程度整備されていますので、割とメトロのみで行動することも可能です。
バスを併用するとどこでも行くことができます。
しかし、メトロは詐欺に会いやすいので注意が必要です。
私は実際に詐欺に会ってしまいました。
フランスでは基本的に声をかけてきても無視をすることが自分の身を守るために重要なことです!
皆さんは気をつけてください!笑
メトロから歩いていくとドーン!とツインタワーのようなファサードが堂々と現れます。
このファサードは以前紹介したリスボン大聖堂にも似ていますね。
入り口の細かいディテールが素敵です。
入り口正面から見たアングルです。
焼け落ちる前はこのような内装になっていました。
ヴォールトの天井とステンドグラスが非常に美しく壮大な雰囲気です。
サグラダ・ファミリアのような幻想的で動的な空間とは少し違い、落ち着いた静的な空間です。
入口側のアングルです。
ファサード中央にある巨大ステンドグラスがこの静的空間を彩っています。
そのステンドグラス前には立派なパイプオルガンがあり、このパイプオルガンが火災の影響を受けなかったことが幸いでした。
いろいろな部分にステンドグラスが使われています。
光の入り方が、サグラダ・ファミリアのようなカラフルな光ではなく、白い光なのはそうなるように配色を考えられているのでしょうか。
ノートルダム大聖堂の構成として十字の平面をしており、正面を除く3方向に巨大なステンドグラスが施されています。
火災でおそらく熱割れしているのでは?と勝手ながら心配になってしまいます。。。
聖堂内には数多くの美術品が展示されております。
そのほとんどが消防士によって運び出されたとのことです。
しかし、石像などもあるため、そういったものがどれだけの影響を受けているのか心配になってしまいます。。。
このような立派な模型もあり、空間を楽しむことと、こういう展示を楽しむことができました。
本物顔負けのファサードです。
この大聖堂に対しての熱意が伺えます。
フランス語と英語で何を書いているかわかりませんでしたが、おそらく建設中の様子でしょう。
こういう模型も残っておいてほしいです。
建築学生なら誰しも知っていることですが、ノートルダム大聖堂といえば、フライング・バットレスです。
中央の大空間を両側から、柱と斜めの梁で支えている構造体のことを言います。
覚えていると友達などにドヤ顔をすることができるでしょう(笑)
裏からのファサードはまた違った表情を見せてくれます。
ポンピドゥーセンターのエスカレーターからこのファサードを見ることができるので、ぜひ登ってみるのもいいかもしれません。(エスカレーターをのぼるだけでお金がかかりますが。。。)
そのすぐ横には、世界各国の恋人たちが、手すりに南京錠をかけている桟橋がありますので、インスタにはもってこいのスポットもあります!
古い建築が災害によって崩壊していくことは自然の摂理なので仕方ないことだと思います。
ただ、そこで復元を願う人々と行動を起こす人が多くいることに建築の素晴らしさがあると思います。
建築はただの箱ではない、人々の心の拠り所であるとこの事故で思わされました。
何年掛かるかわかりませんが、早くもとの姿に戻ることを願います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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