建築設計事務所勤務が社会人になってブログを始めて思ったこと。 ふらっと雑談
みなさんこんにちは!
ふらっとです。
今回はタイトルの通り社会人になってブログを始めて思ったことをつらつらと書いてみましたので、ゆるりと御覧ください!
ブロガーの皆様というよりは、学生の頃の自分に向けたようなメッセージみたいなものになりますので、建築学生に読んでいただけると嬉しいです。
私のブログはまだまだ記事数も少なく日も浅く、文章も幼稚だと思います。
そんな私がなぜブログを始めたのかというと、今まで見てきた建築を振り返るとともに、建築を見て感じたことの言語化の練習として始めました。
設計事務所で働いていく中で、建築のデザインソースだったり、ディテールを説明したりすることが苦手だとすごい感じてしまいました。
学生の頃は設計課題はほぼ毎回優秀作品の何点かに選ばれていたし、自分の作品をプレゼンする機会は割と多かったほうだと思っていました。
しかし、実際社会に出て設計をしていく中で、いかに学生のときに建築の上辺しか見ておらず、上辺だけのプレゼンをしてきたのかということを感じました。
また、これは建築学科特有の悪い癖だと思っていますが、結論を難しい言葉で回りくどく言ってしまうことです。
私もこの癖がついてしまっていました。
学生の頃は、難しい言葉を羅列して結論を回りくどくプレゼンするのがかっこいいと思いがちなんですよね。
このプレゼンが成り立つのはプレゼンする相手が、建築学生や建築家、先生など建築のプロ集団だからなのです。
しかし、実際社会に出てプレゼンする相手は建築を全く学んでいない素人の方々なのです。
そういう方々に難しい言葉でプレゼンしても何も響かないし、何を言っているのか分からないと思います。
「このファサードのディテールはポストモダニズムの・・・・」なんて言っても伝わりません。
ファサード?ディテール?ポストモダニズム?と頭の中がはてなだらけになってしまいます。
ここはブロガーの皆様にも通ずるものがあると思います。
たまに、難しい横文字を羅列している人がいますが、本当に情報を伝えたいのであれば、誰もがわかる言葉で伝えることが重要だと思います。
建築を語るときに悪い癖のついている私は、わかりやすく話す練習をすることも重要ですが、こういったブログで文字として癖の修正をするほうがいいと思いました。
そして、こういう建築デザインの言語化の練習は学生のうちからしておくべきだったと思います。
建築を見た感想は新鮮なうちに言語化しておく。
私はこのことが、学生のうちに最もやっておいたほうがいいことだと思っています。
下手くそでもいいから、言語化する練習は早くしていたほうが絶対いいです。
何事も練習量が多ければ多いほど上手くなりやすいと思います。
そして、言語化が上手い人の雑誌だったり、書籍だったり、ブログなどを見て学ぶ。
この繰り返しをして社会に出るとかなり強い建築家になれると思います。
建築家は図面を描くのが仕事ではないと思っています。
建築家の仕事は施主のイメージを読み取って、提案することだと思います。
その提案を伝えるのが図面です。
図面はあくまでも提案を伝えるツールなのです。
しかし、素人の方は図面を見てもなかなか空間をイメージしにくいものです。
なので、この図面を元にわかりやすい言葉でデザインソースだったりディテールを説明するのです。
言葉で建築を伝える。
これこそが建築家だと思います。
それなりの、デザイン力や知識はもちろん必須ですが、言葉で補える部分が多くあると思うのでわかり易い言葉とはかなり重要なのです。
そして、私がこのブログを始めたもう一つの理由があります。
それは、世間がもっと建築デザインについて考えてもらうということです。
世間は建築の世界を難しそうとか理系的でよくわからないと思っている人が多いと思います。
建築家がわかりやすい言葉で話すようになれば、素人でもこの世界に入りやすくなると思います。
日本は建築のデザインが煩雑化していて、デカデカと広告を貼ったり、周囲をまるで無視したカラーリングなど、街として建物を建てているというより、個人が個人の趣味で建てているというイメージが強いです。
建築は街だと考えています。
街を作るのは建築、建築を作るのは個人。
個人が周囲を意識した建築を造らないとこの煩雑な日本の街は美しくならないと思います。
古き良きではありませんが、昔の日本やヨーロッパのような美しい街を作るには個人個人が建築デザインについて考え、周囲を意識した建築を造っていく。
そこが私の最終目標だと考えています。
この目標は途方にもない、現実性もありませんが、動かなければ何も始まらないので、このブログを始めました。
ここまで、偉そうなことをつらつら書いていましたが、実際これらのことは私ができていなくて、かつ重要だと思っているから今学生の人にわずかながら届いてくれたらなぁという気持ちと自分に対しての戒めとして書きました。
まだまだ、幼稚な文章なので、たくさん建築を見て言語化の練習をしていこうと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
使用機材
スポンサーリンク