建築学生ならこれを学んどけ! 設計事務所に入る前に学んでおくべきソフト ふらっとIT
みなさんこんにちは!
ふらっとです。
今回は建築学生なら設計事務所に入る前にこれを学んどけ!ってことで、いくつかご紹介します。
内容としては結構コアになると思いますwww
Adobe Illustrator
建築学生にとってはもはや当たり前のソフトですね!
Illustratorって、社会人になってもめちゃくちゃお世話になります。
学部1年生のときの設計課題はおそらく、ケント紙に印刷した写真や文字を切り貼りして提出している人が多いかと思います。
でも、印刷のサイズや文字のバランスを見るのはかなり難しいので、Illustratorを使って、全体のバランスを整えながらレイアウトしましょう。
私は自分の作品をレイアウトするのがとても苦手で、ものすごい時間がかかって、いつもどうしようかなーってなっていました。
そういうときは、卒業設計集とかを見るのも一つの手ですが、一番勉強になるのは、雑誌ですね。
建築雑誌はほぼ決まりきったレイアウトなのであまり参考になりません。
見るべきは、ファッション雑誌です。
ファッション雑誌っていろいろあって、結構飽和状態の世界だと思います。
なので、それぞれのファッション雑誌はかなり工夫して見やすいようにしたりおしゃれなレイアウトにしてみたり、して他と差別化を図っていたりするので、かなり勉強になります。
文字や背景、カラーリングなどなにからなにまで教えてくれるのがファッション雑誌なので、自分の好きなファッション雑誌やちょっと背伸びをして海外のファッション雑誌を見て、レイアウト技術を盗んでください!
設計事務所に就職すると、Illustratorを使うことが頻繁にあります。
うちの事務所では、よく設計のイメージを施主に説明するときに、インテリアの写真や部屋の写真などをレイアウトして伝えるってことをしています。
やはり、建築素人の方って図面やサンプルだけではイメージが伝わらないんです。
ただ写真をA4とかで印刷して持っていくってだけでもいいのですが、インテリアって建築のファッションなので、ファッション雑誌のようにスマートにプレゼンすることが建築家としてかっこいい見せ場だと思います。
うちは、そういうイメージ写真を打ち合わせに行く30分前とかに用意しておいてと言われることが多いので、学生のときは何週間とかかけてレイアウトを考えていましたが、今ではイメージ写真をピックアップするのに15分、レイアウト10分とかでかなりのスピード勝負になります。
なので、学生のうちからIllustratorに慣れておき、自分なりの表現方法を確立しておくことが重要になります。
Adobe Photoshop
IllustratorといえばPhotoshopも欠かせませんよね!
レイアウトする素材を加工することでオリジナリティを出していきます。
レタッチするならLightroomですが、プレゼンシートを作るのであれば、Photoshopでレタッチするほうが何かと便利です。
IllustratorのデータにPhotoshopデータを貼り付けることができるので、Photoshopデータを加工すれば、Illustratorに貼り付けているPhotoshopデータに反映されるので、Illustrator使うならPhotoshopも!となるわけです。
よく使われる使い方としては、模型写真に切り取った添景を配置していくということでしょう。
それだけでも十分なのですが、Photoshopを勉強していくともっと深いことができます。
模型は基本的にスチレンボードを使った白模型だと思うので、その白模型にテクスチャを貼り付ける、フォトショレンダリングということをするとクオリティがグンと上がります。
ただテクスチャを貼り付けるだけだと、陰影が全く出ず、ノッペリしたアニメになってしまうので、そのテクスチャを「乗算」モードにします。
そうすることで、テクスチャの下のレイヤの色と混ざるので、影の部分は暗く日があたっているところは明るくなるので、リアリティが増します。
私はその上から同じテクスチャをコピーして「オーバーレイ」モードにして、明るさを加えています。
SketchUp
3DCADの超入門ソフトとなります。
建築学生なら知らない人は殆どいないと思います。
最近のおしゃれ学生は手描きを多用している学生が多く見られます。
手描きってすごい味があるし、設計に対する思いが強く伝えることができる表現技法だと思います。
ただ、時間がかかる上、デザインの修正が難しいんですよね~。
アングルの変更なんてまず無理です。
書き直しになります。
先程も言いましたが、社会人はスピード勝負なので、効率を考えるとどうしても3Dになるのです。
世の中にはパース屋さんがいて、実施設計の最終成果品として外注パースを提出することがよくありますが、パースは一番イメージが伝わりやすいツールなので、基本設計の初期段階から施主に見せることが多いです。
図面がほぼない中、パースを外注することは難しいですし、外注すると1パース2~30万円位するので、そうそう頼めません。
そこで、SketchUpでサクサクっとパースを立ち上げる能力が必要になります。
アトリエ事務所は未だに模型を細かく作り上げているところが多くあります。
アナログ作業は心がこもって伝わりやすい反面時間と労力がかかりすぎるので、絶対的に3Dで行ったほうがいいです。
慣れればそこそこなパースを2時間くらいで作ることができます。
SketchUpは他の3DCADとは少し違って、面と線のみの世界なので、線で囲って面を作っていけばできるのです。
なので、そこそこなスペックのPCであれば割とサクサク動きます。
SketchUpには有料版と無料版があります。
2017年より前はSketchUp proとSketchUp makeがありましたが、今はSketchUppro、SketchUpshop、SketchUpFreeの3タイプあって、無料版はWebソフトとなりました。
有料版は他のソフトに比べると割と手が出せなくないので、購入してみるのもありではないでしょうか。
ざっくり紹介させて頂いたのですが、今回紹介した3つのソフトは必須で学んでおいたほうがいいです。
Illustrator、Photoshopは設計事務所ではなくても使うことがあると思う万能なソフトなので、学生のうちに勉強しておきましょう!
設計事務所はデザイン力も大切ですが、プレゼン力も大事です。
伝わらなければいいデザインも死んでしまうので、プレゼン力を鍛えましょう!
今後、ソフトのマニアックな使い方を紹介していこうと思いますので、こういう表現したいとか、このツールは何?みたいな質問がありましたら、コメント欄にコメントしていただけると分かる範囲で回答させていただきます。
最後までご覧いただきありがとうございました!
以上ふらっとでした。